先日機内で映画を観ました。
Grand Piano というサスペンスです。
感想は...つっこみどころ満載で色々雑なつくりの映画でした。
始まりはBlack Swan のようなテンション。良い役者さんが揃っていたので期待していましたが
だんだんB級映画っぽくなってしまいラストも何の余韻もない残念なものでした。
しかし!どんな映画にもひとつくらい面白いところがある筈、という視点から考えたら
あった、あった。ストーリーの鍵となるピアノがベーゼンドルファーなのです(たぶん)。
コンサートでよく見かけるスタインウェイの生産量の十分の一、何度か経営危機に見舞われて
現在はヤマハの子会社とのこと。
リストに愛された名門とはいえ存在が地味、おまけに少し癖があるらしい事と生産量の少なさから表舞台にでる事は少ないようですが、この映画中はある意味ピアノが主役です。
通常ピアノの鍵盤は88ですがベーゼンドルファーは黒く塗られたエクステンドベースがあり
モデルによって92〜97の鍵をもつ事で有名で、映画に登場するのは実在モデルではないものの着眼点はなかなかマニアックだと思いました。
全くリアリティのない設定でストーリーはグダグダでしたが、こうしてブログで蘊蓄を語るネタにはなったようです。
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